Japanese
English
臨床報告
肝鎌状間膜の欠損による内ヘルニアの1治験例
Internal hernia due to a defect in the falciform ligament
館 正弘
1
,
藤田 哲二
1
,
庭野 元孝
1
,
牧野 永城
1
,
横山 穣太郎
2
,
大矢 達男
3
Masahiro TACHI
1
1聖路加国際病院外科
2慶応義塾大学医学部外科
3聖路加国際病院小児科
pp.385-388
発行日 1987年3月20日
Published Date 1987/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209657
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はじめに
内ヘルニアは頻度は稀であるが,しばしば短時間に腸管の絞扼壊死を起こすことが知られており腸閉塞の原因として忘れてはならない疾患である.
最近われわれは肝鎌状間膜の欠損による極めて稀な内ヘルニアの1症例を経験した.われわれの調べたかぎり,本邦第1例目と考えられるので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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