Japanese
English
臨床研究
術後経口制癌剤長期投与(3年以上)と骨髄,肝,腎機能
Toxic effects of postoperative long-term oral administration of anti-cancer drug
副島 清治
1
,
加固 紀夫
1
,
川口 忠彦
1
,
木村 芳雄
1
,
曽我 須直
1
Seiji SOEJIMA
1
1弘前大学医学部第1外科
pp.285-288
発行日 1985年2月20日
Published Date 1985/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208948
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はじめに
最近の外科領域における癌化学療法は,術後長期の経口制癌剤併用が広く施行され,がん集学的治療研究財団の共同研究特定研究3胃癌においてもTegafur,5—FU,HCFUなどの12ヵ月〜23ヵ月投与が試みられており,その他多くの共同研究のプロトコールにも用いられている.しかし経口制癌剤長期投与については,適応,投与継続期間,生体におよぼす影響,免疫能を低下せしめ,転移,再発をひきおこす可能性,第二の癌発生の可能性など,さらに検討すべき多くの問題をかかえている.これらの多くの問題点のなかから経口制癌剤長期投与が外来通院症例に対していかなる影響をおよぼしているかについて検討した.
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