カラーグラフ 臨床外科病理シリーズ・16
膵頭部癌
岸 紀代三
1
,
尾崎 秀雄
2
,
中村 耕三
3
,
吉森 正喜
3
,
田尻 久雄
3
1国立がんセンター病理
2国立がんセンター外科
3国立がんセンター内科
pp.590-591
発行日 1984年5月20日
Published Date 1984/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208619
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症例(Ol−29033)54歳,男.
1983年3月17日,嘔気,全身倦怠感,食思不振が出現し,その2日後,尿が褐色調になり,さらに4日後には黄疸が出現し,便が白くなつてきた.近医を受診し急性肝炎の疑いで入院し,十二指腸ファイバースコープ,胆道造影,HDG,CT等の検査で膵頭部癌と診断された.PTC-Dで減黄効果があり,全身状態良好となり,初発症状出現より1カ月後に当院へ入院し,4月21日膵十二指腸切除術が施行された.
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