特集 膵炎診療のControversy
慢性膵炎の手術適応と術式の選択
Review
土屋 凉一
1
,
山口 孝
1
,
角田 司
1
Ryoichi TSUCHIYA
1
,
Takashi YAMAGUCHI
1
,
Tsukasa TSUNODA
1
1長崎大学医学部第2外科
pp.1599-1606
発行日 1981年10月20日
Published Date 1981/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207814
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はじめに
PSテストやPFDテストの普及,ERCP,US,PTC,CT-scanなどの発達により,機能的にも形態学的にもわれわれの診断し得る慢性膵炎は増加の傾向にある.
慢性膵炎の治療法は元来内科的治療が主体であつたが,内科的治療に抵抗する症例の増加や,慢性膵炎の発生機序および病態生理が漸次解明されて来たために,外科的治療の有効性も認められるようになつた.
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