Japanese
English
手術手技
食道再建用胃の作製規準
Use of the stomach as a substitute of the esophagus
秋山 洋
1
,
宮薗 光
1
,
鶴丸 昌彦
1
,
川村 武
1
Hiroshi AKIYAMA
1
1虎の門病院消化器外科
pp.695-702
発行日 1979年5月20日
Published Date 1979/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207164
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
食道再建に際して用いられる腹腔内臓器は,胃,結腸,小腸の順に普遍的である.それぞれに一長一短はあるが,とくに胃と結腸については,長い間論議が続けられている.胃を用いる場合には,吻合が1ヵ所で単純であるとか,結腸の場合は,吻合が数ヵ所で複雑であるが,食物の貯溜槽としての胃が腹腔内にあつて摂取量が保たれるというような,耳慣れた利点が強調される.
ここではその論議はさておいて,一応胃を用いる理由として,普通に順蠕動性に用いられる場合,さきに述べたように最も簡単であるという利点のもとに,胃利用の際の用い方についてわれわれが考えている原則とその根拠について述べてみたい.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.