Japanese
English
臨床研究
胆嚢造影陰性(陽性)例におけるPharmacoangiography(Prostaglandin E1使用)および同時拡大撮影の検討
The studies of Prostaglandin E1 for enhanced visualization of pharmacoangiography and direct magnification arteriography in negative and positive gallbladder's figure of cholangiography
三好 敦生
1
,
野田 哲文
1
,
内藤 寿則
1
,
笠原 卓
1
,
内野 良彦
1
,
草場 盛雄
1
,
植木 敏幸
1
,
友清 明
1
,
間野 正衛
1
,
山名 一有
1
,
中山 和道
1
,
古賀 道弘
1
Atsuo MIYOSHI
1
1久留米大学医学部第2外科
pp.703-715
発行日 1979年5月20日
Published Date 1979/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207165
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はじめに
間接・直接的胆道造影における胆嚢陰性例の検査には種々の検査法1)があるが,いずれも一長一短があり,その質的診断とりわけ比較的早期の胆嚢癌の検索には有効なる検査法とは言いがたいのが現状である.
血管造影の面においては,近年,目的血管および,より近い支配血管へcatheterを挿入し造影能の向上をはかる超選択的血管造影法2),薬剤使用により目的血管を拡張させ,より多くの造影剤の流入をはかり造影能の向上を目的とするpharmacoangiography3,4),目的血管における末梢分枝の微細病変観察の為の直接拡大撮影法5)等が行なわれ診断能の向上をみている.最近,著者らは胆嚢陰性例にProstaglandin E1(小野薬品)使用によるpharmacoangiographyと同時直接2倍拡大撮影法を適用し,好成績をおさめているので報告する.
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