Japanese
English
特集 消化管手術と器械吻合
消化管器械吻合の諸問題
Current problems in instrumental anastomosis
秋山 洋
1
,
池永 達雄
1
,
宮薗 光
1
,
鶴丸 昌彦
1
,
樋上 駿
1
,
川村 武
1
,
沢田 寿仁
1
,
小野 由雅
1
Hiroshi AKIYAMA
1
1虎の門病院消化器外科
pp.1273-1278
発行日 1980年9月20日
Published Date 1980/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207509
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はじめに
Staple方式の消化管縫合の歴史としてはvon Petzの名があまりにも有名であるが,さらにそれより以前1911年にHültlによつて開発されている.しかしこの器械は重く,かつ使用しにくかつた1).その後Friedrichによつて,1934年に改良されたが,これは,exchangeable cartridgeを使用したのとstapleの圧挫ハンドルを使用したのが特徴であつた2).
わが国においても,von Petzの方式を用いた胃腸縫合器は通称大槻式Petz,中山式Petz等,また食道再建用胃管作製のための特殊用途に用いる山岸式Petz等,Petzという言葉がstapleによる器械縫合器の代名詞として用いられるに至つている.
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