外国文献
前頭meningioma,他
pp.1976-1979
発行日 1968年12月20日
Published Date 1968/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204766
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Hunter(Brit.M J.3:9,1968)の3例は興味ふかいので紹介したい.62婦人presenile dementia,著るしいdepressionで当精神病院入院.3年前,前頭痛つよく,持続性,2年前,前頭やや腫脹,その後不眠,うつ病,ついに病臥,検査でglobal dem.,X-P前頭中央mening.と診,脳血管写でそれを確認,やや左に発育つよい.手術,骨に浸潤したparasagital m.全摘,数週後I.Q103,記憶力.指南力回復,5年後全く正常.65婦人25年前からテンカン・人格変化・視神経萎縮がつづき,やがて高血圧,入院.demented, somnolent.無目的に手足をうこかす.X-P石灰化前頭m.,脳血管写で6.5cm大bifrontal m.開頭,大腫瘍で3/4(140 g)切除.症状すつかり改善したが5ヵ月後死.75婦人,32歳のときから精神病,視神経萎縮,つまり43年つづいて入院.ほとんど失明と聾.精神病学的所見なし.X-Pトルコ鞍圧迫萎縮,血管写subfrontal mass(mening?),Hg203 scanで6.5cm大の球状のsubfrontal m.開頭,左前頭葉端から前頭蓋窩におよぶ巨大m.4/5切除.意識回復せず2日後死亡.くわしいdiscussionがついていて参考になる.
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