Japanese
English
検査と診断
経皮肝内胆管造影法
Percutaneous Transhepatic Cholangiography
葛西 洋一
1
,
河村 鉄也
1
,
玉置 明
1
Yoichi KASAI
1
1北海道大学医学部第一外科教室
pp.644-651
発行日 1963年5月20日
Published Date 1963/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203079
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Ⅰ.まえがき
胆嚢胆管造影法として,現今最も一般に普及している経口的ならびに経静脈的造影法(テレパーク,ビリグラフィン法)は,高度の胆汁流出障害や肝機能障害を伴なう閉塞性黄疸の場合には,しばしばその診断的価値は少ないとされている.
われわれはこの場合,経皮的に肝を穿刺し,肝内胆管内に造影剤を注入する経皮肝内胆管造影法を施行しているが,現在のところ本法の施行により極めて有意義な知見を得ていると考えるので,本法の実施とこれに関する見解を述べ,御批判に供したいと思う.
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