Japanese
English
臨床報告
経皮的肝内胆管造影により観察された肝内結石症の1治験例
A curative case of intrahepatic cholelithiasis observed by percutaneous transhepatic cholangiography
木林 速雄
1
,
国定 謙作
2
,
佐藤 林平
2
,
常光 謙輔
2
,
須原 銀兵衛
2
Hayao KIBAYASHI
1
1岡山大学医学部第1外科
2倉敷成人病センター
pp.547-552
発行日 1974年4月20日
Published Date 1974/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206023
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はじめに
肝内結石症は胆石症の中でも治療困難な疾患であり,また発見困難なため見落されることも多い.しかし,最近,胆道造影の進歩,特に大藤ら1)により改善された経皮的肝内胆管造影法(以下PTCと略)により術前に診断可能な症例も少なくない.われわれは最近,PTCにより術前診断しえた肝内結石症に遭遇し治療に難渋をきわめたが術後2年間に4回のPTCを施行し,その経過を観察し全治しえたので報告する.
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