増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル
Ⅲ 術式別の術前・術中・術後管理
5.胆道・胆囊
中下部胆管癌
松田 明敏
1
,
奥田 善大
1
,
栗山 直久
1
,
臼井 正信
1
,
伊佐地 秀司
1
Akitoshi MATSUDA
1
1三重大学肝胆膵移植外科
pp.175-180
発行日 2014年10月22日
Published Date 2014/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200024
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最近の知見と重要ポイント
【膵頭十二指腸切除の場合】
□術後早期から経腸栄養を開始する.
□ドレーンは胆管空腸,膵空腸吻合部近くに1本,閉鎖持続吸引式のものを留置し,胆汁漏,膵液漏の兆候がなければ早期に抜去する.
□膵空腸吻合は,当科で開発した膵管粘膜吻合(pair watch suturing technique)1,2)を行う.
□胃空腸吻合を手縫い吻合(A-L吻合)から側々器械吻合に変更する(術後胃排出遅延の発生率軽減).
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