Japanese
English
特集 胆道癌外科切除—再発防止のストラテジー
術中戦略
リンパ節郭清範囲—肝外胆管癌
The extent of lymph node dissection for extrahepatic bile duct cancer
加藤 宏之
1
,
臼井 正信
1
,
栗山 直久
1
,
田端 正己
1
,
伊佐地 秀司
1
Hiroyuki KATO
1
1三重大学大学院医学系研究科肝胆膵・移植外科
pp.74-79
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210614
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆肝門部領域胆管癌では系統的リンパ節郭清を行う前に肝臓切離を先行させ,critical pointである胆管切離限界点で胆管を切離し,胆管断端の癌陰性が得られれば系統的リンパ節郭清を施行する.
◆肝門部領域胆管癌におけるリンパ節郭清は十二指腸間膜内の#12リンパ節をまず徹底的に郭清し,より遠位でかつkey nodeに相当すると考えられる#8と13aリンパ節郭清を併せて行うことが重要である.
◆遠位胆管癌においては#14リンパ節が最も遠位かつkey nodeであり,これらのリンパ節の郭清には結腸間膜尾側よりSMAにアプローチする前方到達法が有用である.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.