私の工夫-手術・処置・手順
癒着防止吸収性バリア(セプラフィルム®)を簡便かつ正確に開腹創に挿入する工夫
萩原 信敏
1
,
松谷 毅
1
,
野村 務
1
,
藤田 逸郎
1
,
金沢 義一
1
,
内田 英二
1
Nobutoshi HAGIWARA
1
1日本医科大学付属病院消化器外科
pp.1060-1061
発行日 2013年9月20日
Published Date 2013/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104718
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【はじめに】
開腹術後の腸管癒着を防止する目的で癒着防止吸収性バリア(セプラフィルム®)が広く使用されている.セプラフィルムの挿入法は,いくつか考案されている1,2).しかしこれらの方法では,直視下で見えない範囲まで確実に創部下面を広く覆うことは容易ではない.今回われわれは,セプラフィルムを開腹創から創直下に簡便かつ正確に挿入する方法を工夫したので紹介する.
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