Japanese
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特集 胃癌腹膜転移治療の最前線
胃癌に対する癌ペプチドワクチン療法―胃癌腹膜播種に対する新規治療開発をめざして
Cancer peptide vaccine therapy for advanced gastric cancer
藤原 義之
1
,
岸 健太郎
1
,
本告 正明
1
,
矢野 雅彦
1
,
大東 弘明
1
,
大植 雅之
1
,
能浦 真吾
1
,
丸橋 繁
1
,
高橋 秀典
1
,
後藤 邦仁
1
,
真貝 竜史
1
,
石川 治
1
Yoshiyuki FUJIWARA
1
1大阪府立成人病センター消化器外科
pp.689-694
発行日 2013年6月20日
Published Date 2013/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104610
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【ポイント】
◆最近,癌に対する第4の治療として癌免疫治療が注目され,特に癌ペプチドワクチン療法が盛んに研究され,各種癌において臨床試験が行われている.
◆この癌ペプチドワクチン療法を胃癌治療に応用する臨床試験について現状を解説する.
◆胃癌腹膜播種に対しては,進行すると腹水貯留により急速にQOLが低下する.効果出現が緩徐でマイルドな免疫療法がこのような症例に有効とは考えにくいが,術後再発予防,抗癌剤との併用で効果を示す可能性がある.
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