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特集 胃癌腹膜転移治療の最前線
胃癌腹膜転移に対する術中腹腔内温熱化学療法(HIPEC)の歴史と現況
The history and the present situation of hyperthermic intraperitoneal chemotherapy (HIPEC) for peritoneal metastases from gastric canser
片山 寛次
1
Kanji KATAYAMA
1
1福井大学医学部附属病院がん診療推進センター
pp.680-688
発行日 2013年6月20日
Published Date 2013/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104609
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【ポイント】
◆胃癌の腹膜転移に対するHIPECはわが国で始まったが,合併症頻度の割に効果が得られず,施行施設は減少した.
◆欧米では,大腸癌,腹膜偽粘液腫の治療としてHIPECは標準治療であり,胃癌の腹膜転移にも応用され始めた.
◆胃癌では,術前化学療法有効例に可及的な減量手術とHIPEC併用が勧められるが,経験豊富な施設で行うべきである.
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