Japanese
English
臨床報告
腹腔鏡下手術後の再発性ポートサイトヘルニアに対してComposix mesh(E/Xタイプ)を用いて腹腔鏡下修復術を施行した1例
A case of recurrent port site hernia following laparoscopic surgery treated with laparoscopic repairusing Composix mesh(E/X type)
馬越 通信
1,3
,
松谷 毅
2
,
松下 晃
1
,
平方 敦史
1
,
吉田 寛
1
,
内田 英二
2
Michinobu UMAKOSHI
1,3
1日本医科大学多摩永山病院外科
2日本医科大学外科
3現籍:中通総合病院外科
キーワード:
再発ポートサイトヘルニア
,
腹腔鏡下ヘルニア修復術
,
Composix mesh
Keyword:
再発ポートサイトヘルニア
,
腹腔鏡下ヘルニア修復術
,
Composix mesh
pp.367-370
発行日 2013年3月20日
Published Date 2013/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104509
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要旨
患者は71歳,女性.約4年前に右卵巣囊腫に対して腹腔鏡補助下卵巣囊腫摘出術を施行された.約2年前に下腹部膨隆の主訴で当科を紹介された.腹部CT検査で恥骨上のポートサイトから腸管の脱出を認め,ポートサイトヘルニアと診断した.これに対して前方アプローチでヘルニア根治術を施行したが,術後約3か月で再発した.これに対してComposix mesh(E/Xタイプ:C.R. Bard社)を使用して腹腔鏡下修復術を施行した.術後経過は良好で第7病日に軽快・退院し,術後約18か月が経過した現在も再発を認めていない.再発ポートサイトヘルニアに対して,Composix meshを使用した腹腔鏡下ヘルニア修復術は有用な方法であると考えられた.
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