Japanese
English
特集 肝胆膵外科手術における術中トラブル―その予防と対処のポイント
〔肝切除〕
肝内側区域切除時の左胆管損傷
Left hepatic duct injury during median segmentectomy of the liver
加藤 厚
1
,
木村 文夫
1
,
清水 宏明
1
,
吉留 博之
1
,
大塚 将之
1
,
古川 勝規
1
,
吉富 秀幸
1
,
竹内 男
1
,
高屋敷 吏
1
,
久保木 知
1
,
中島 正之
1
,
宮崎 勝
1
Atsushi KATO
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学
pp.184-189
発行日 2012年2月20日
Published Date 2012/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103942
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【ポイント】
◆肝内側区域切除術においては,肝門から左肝管にかけてのグリソン鞘の損傷を避けるために注意深い剝離操作を要する.
◆左肝内胆管には様々な走行異常が存在するため,術前に胆管走行や門脈との位置関係を把握することが重要である.
◆胆管損傷に伴う胆汁瘻は,その成因と部位を正確に診断し,離断型胆汁瘻に対してはエタノール焼灼などの処置を行う.
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