栄養管理を究める
各論 膵頭十二指腸切除における栄養管理
古川 勝規
1
,
鈴木 大亮
,
相田 俊明
,
木村 文夫
,
清水 宏明
,
吉留 博之
,
大塚 将之
,
加藤 厚
,
吉富 秀幸
,
竹内 男
,
高屋敷 吏
,
久保木 知
,
中島 正之
,
宮崎 勝
1千葉大学 大学院臓器制御外科学
キーワード:
免疫アジュバント
,
Concanavalin A
,
C-Reactive Protein
,
Interleukin-6
,
経腸栄養
,
術後合併症
,
膵頭十二指腸切除
,
全身性炎症反応症候群
,
ランダム化比較試験
,
栄養管理
,
受身赤血球凝集反応
Keyword:
Adjuvants, Immunologic
,
C-Reactive Protein
,
Concanavalin A
,
Enteral Nutrition
,
Postoperative Complications
,
Interleukin-6
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Pancreaticoduodenectomy
,
Systemic Inflammatory Response Syndrome
,
Nutrition Therapy
pp.741-746
発行日 2011年7月1日
Published Date 2011/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011265859
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膵頭十二指腸切除術は、手術手技・周術期管理が進歩した現在でも合併症発生率が高く、治療に難渋することも多い手術である。当科における本術式に対する栄養管理は術前immunonutritionと術後早期経腸栄養を基本としている。術後早期経腸栄養は術翌日から経腸栄養剤を20ml/時の24時間持続投与で開始し、1日ごとに20ml/時増量、目標投与カロリーは25kcal/kg/日としている。Immunonurtionは術前・術後投与の効果のエビデンスを得ているが、術前投与のみの効果に関しては現在臨床試験中である。
©Nankodo Co., Ltd., 2011