Japanese
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特集 栄養療法―最新の知見と新たな展開
〔今後の新たな展開〕
栄養療法におけるグレリンの役割
A role of ghrelin in the nourishment medical treatment
足立 真一
1,2
,
瀧口 修司
1
,
宮崎 安弘
1
,
日浦 祐一郎
1
,
山本 和義
1
,
土岐 祐一郎
1
Shinichi ADACHI
1,2
1大阪大学大学院医学系研究科消化器外科学
2市立池田病院外科
pp.798-804
発行日 2011年6月20日
Published Date 2011/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103595
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【ポイント】
◆グレリンは主に胃から分泌されるホルモンで,成長ホルモン分泌だけでなく,摂食促進,体重増加などの作用が報告されている.
◆上部消化管術後患者へのグレリン投与は食欲や摂取量を増加させるのみならず,除脂肪体重を維持しつつ体重減少を抑える効果がある.
◆グレリンは,上部消化管外科領域における術後栄養療法のキーホルモンであり,臨床応用が期待される.
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