読めばわかるさ…減量外科 難敵「肥満関連疾患」に外科医が挑む方法・12
肥満,減量手術と癌
関 洋介
1
,
笠間 和典
1
Yosuke SEKI
1
1四谷メディカルキューブ減量外科センター
pp.806-812
発行日 2011年6月20日
Published Date 2011/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103596
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元気ですかーっ!
先週,北海道でアジアパシフィック地域の減量外科の国際会議(The IFSO-APC & JSSO Congress 2011)があり,笠間隊長はじめ,われわれスタッフも参加してきました.世界中の減量外科施設からの最新の報告,彼らとのディスカッションやフレンドシップは恐ろしく刺激的で,スタッフ一同,“エネルギー注入”されて帰ってきました.この会を通して気になったことは,肥満症や肥満に伴う代謝異常に対する外科治療,という比較的“新しい”コンセプトに対してアジアも含めた世界でもの凄いスピードで臨床・研究・エビデンスの蓄積が進んでいるなかで,日本だけ(といっても過言ではない!)が旧態依然とした考え方からなかなか脱却できず,取り残されている印象を受けたことです.世界標準が何たるかを知るためには,最新の知見をつねにアップデートして頭に入れておくことが必要です.日本のbariatric surgeryは“ガラパゴス化”している,などと馬鹿にされないためにも,今回も気合を入れていきましょう,ダーっ!
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