Japanese
English
臨床報告
針生検で診断した男性乳腺invasive micropapillary carcinomaの1例
A case of invasive male micropapillary breast carcinoma detected by core needle biopsy
河内 順
1
,
荻野 秀光
1
,
下山 ライ
1
,
中山 文彦
1
,
渡部 和巨
1
,
清水 英男
2
Jun KAWACHI
1
1湘南鎌倉総合病院外科
2湘南厚木病院病理診断科
キーワード:
invasive micropapillary carcinoma
Keyword:
invasive micropapillary carcinoma
pp.107-109
発行日 2011年1月20日
Published Date 2011/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103397
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要旨
乳腺のinvasive micropapillary carcinoma(IMC)は早期からリンパ管侵襲やリンパ節転移をきたす予後不良の癌として注目され,「乳癌取扱い規約」にも採用された.今回われわれは,男性に発症したIMCを経験した.患者は57歳,男性で,左乳房腫瘤を自覚して当科を受診した.エコーで乳頭直下に直径17mmの辺縁不整な腫瘤を認め,針生検でIMCと診断された.T1N0M0 stage Ⅰの診断で,胸筋温存乳房切除術およびリンパ節郭清を施行した.ER(+),PgR(+),HER2(-).v0 n0で,リンパ節転移はなかった.補助療法としてタモキシフェンを内服し,経過観察中である.
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