Japanese
English
臨床報告 1
乳腺のinvasive micropapillary carcinomaの1例
A case of invasive micropapillary carcinoma of the breast
小笠原 豊
1
,
桑田 久子
2
,
米原 修治
3
,
万代 康弘
3
,
大谷 順
3
Ogasawara Yutaka
1
1JA府中総合病院外科
2JA府中総合病院臨床検査科
3JA尾道総合病院病理
キーワード:
乳腺
,
invasive micropapillary carcinoma
Keyword:
乳腺
,
invasive micropapillary carcinoma
pp.1697-1699
発行日 2003年12月20日
Published Date 2003/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101646
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はじめに
Invasive micropapillary carcinoma(以下,IMP)は1993年にSiriaunkgulら1)が浸潤性乳管癌の1亜形として報告してから,浸潤癌のなかでもリンパ管侵襲,リンパ節転移が高度で予後の悪い組織型として近年注目されている.
腫瘍のなかでIMPの形態を示す部位がどの程度占拠したものをIMPとするかは報告により異なるが,IMPが腫瘍の全体を占めることは比較的稀とされている2).今回,腫瘤の全体がIMPの形態を呈した乳癌症例を経験したので報告する.
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