発行日 2015年11月1日
Published Date 2015/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2016009602
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有瘻性膿胸は保存的治療に抵抗性を示し、開窓術や大網・筋肉充填といった手術を要することも少なくないが、年齢や病状により、侵襲を伴う外科治療は困難な症例も一定数存在する。今回著者等は、89歳と高齢で体力が低下している患者に対し、胸腔鏡下にEWS(Endobronchial Watanabe Spigot)の充填を行い、膿胸の改善が得られたので報告した。本法は低侵襲であることに加えて術後創部処置が不要なことから非常に有用と思われた。
©Nankodo Co., Ltd., 2015