Japanese
English
臨床報告
自動縫合器を用いた口側の双孔式結腸ストーマ脱修復術の1例
Local repair of a loop stomal prolapse with a stapler device
三宅 克典
1
,
磯貝 尚子
1
,
河内 順
1
,
下山 ライ
1
,
柏木 宏之
1
,
荻野 秀光
1
Katsunori MIYAKE
1
1湘南鎌倉総合病院外科
キーワード:
ストーマ脱
,
自動吻合器
,
双孔式
,
口側
Keyword:
ストーマ脱
,
自動吻合器
,
双孔式
,
口側
pp.629-632
発行日 2017年5月20日
Published Date 2017/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211623
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要旨
双孔式結腸ストーマ脱は脱出長が長いと管理困難になり,患者のquality of life(QOL)を著しく低下させる.しかし,双孔式ストーマを造設された患者は下部腸管に切除不能癌などが存在して全身状態が不良であることが多く,修復術はできるだけ低侵襲であることが望ましい.今回われわれは,自動縫合器を用いて横行結腸の双孔式ストーマのproximal側の脱出を切除した.この方法は腹腔内操作を行わず低侵襲でストーマ脱の修復が可能であり,治療法の選択肢のひとつになりうると考える.
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