Japanese
English
特集 新しいエネルギーデバイスの構造と使い方のコツ
〔内視鏡下手術への応用〕
腹腔鏡下大腸癌手術における新しいエネルギーデバイス
Useful devices for bloodless laparoscopic colorectal surgery
小濱 和貴
1
,
野村 明成
1
,
坂井 義治
1
Kazutaka OBAMA
1
1京都大学大学院医学研究科消化管外科
キーワード:
腹腔鏡下大腸癌手術
,
超音波凝固切開装置
,
vessel sealing system
,
ソフト凝固
Keyword:
腹腔鏡下大腸癌手術
,
超音波凝固切開装置
,
vessel sealing system
,
ソフト凝固
pp.1536-1542
発行日 2010年11月20日
Published Date 2010/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103320
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:腹腔鏡下大腸癌手術は,術者と助手の協調による適切な術野展開と正しい剝離面の認識によって多くの場合,電気メスのみで出血なく剝離操作が可能である.しかし,腹腔鏡下手術では少量の出血でも剝離層が不明瞭となり手術進行の妨げになることから,出血のコントロールが重要である.必要に応じて超音波凝固切開装置,vessel sealing system,低電圧凝固(ソフト凝固モード)などの止血に有効なデバイスをうまく使い分けていく必要がある.本稿では,腹腔鏡下大腸癌手術における上記デバイスの使い方,および最近,有用性が認識されつつあるソフト凝固モードの原理や使用法などについて述べる.
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.