特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
5.大腸癌の外科治療
■腹腔鏡下手術
内肛門括約筋切除術―特に進行直腸癌に対する術前治療後の肛門温存について
堤 荘一
1
,
浅尾 高行
1
,
桑野 博行
1
Soichi TSUTSUMI
1
1群馬大学大学院病態総合外科学
pp.342-346
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103291
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■内肛門括約筋切除術:下部直腸から肛門管に存在する直腸癌に対して,内肛門括約筋切除を伴う腹肛門式直腸切除術が行われるようになった.
■術前温熱化学放射線治療:局所進行直腸癌に対して術前治療を行い,down stage後に肛門温存手術を行っている.
■腹腔鏡下直腸切除術:術前治療を行うことにより直腸の安全な剥離面と切離断端の確保が可能であり,術後局所再発の制御が可能と考えられる.
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