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特集 がん診療ガイドライン―臨床現場における有効活用法
膵癌診療ガイドラインの有効活用法
Practical utility of the evidence-based guidelines for the management of pancreatic cancer
田中 雅夫
1,2
Masao TANAKA
1,2
1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科
2日本膵臓学会
キーワード:
膵臓癌
,
膵癌
,
診療ガイドライン
,
エビデンス
Keyword:
膵臓癌
,
膵癌
,
診療ガイドライン
,
エビデンス
pp.70-77
発行日 2010年1月20日
Published Date 2010/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102931
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要旨:日本膵臓学会から2006年に発行された「膵癌診療ガイドライン」は2009年に化学療法や放射線療法などの最新の知見を取り入れて改訂された.膵癌の診断を効率よく進める指針を一般の診療施設に示し,患者に説明する際の一助ともなっている.専門施設にとって参考になるような指針の記載が少ないという意見もいただいたが,診療ガイドラインは本来,一般診療施設にとってのガイドとなるべく作成されるものであり,専門施設はガイドラインを読むことで明らかになる問題点を解決するように新しい診断法・治療法を開発していくのがその務めである.本ガイドラインに特別に加えてある「明日への提言」はそのために有用ではないかと期待している.
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