Japanese
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特集 出血させない消化器癌手術
出血させない肝胆膵癌手術(1)
Usefull technique for hepatobiliary and pancreatic cancer surgery
加藤 紘之
1
,
高橋 利幸
1
,
奥芝 俊一
1
,
本原 敏司
1
,
道家 充
1
,
西部 俊哉
1
Hiroyuki KATO
1
1北海道大学医学部第2外科
キーワード:
肝臓癌
,
胆道癌
,
膵臓癌
,
手術器具
,
出血予防
Keyword:
肝臓癌
,
胆道癌
,
膵臓癌
,
手術器具
,
出血予防
pp.1155-1160
発行日 1995年9月20日
Published Date 1995/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901965
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肝・胆・膵癌の手術は解剖学的に複雑な要因を含んでおり,癌に対する根治性の追求と機能温存および手術の安全性の確保などの点で問題も多い.特に出血コントロールは確実な手術を進めるうえで最も重要である.出血させない手術を成し得るコツは局所解剖の十分な把握が何より大事である.その上で剥離面を浅く広くとり,出血した場合には,最小限の出血に留め得る操作の手順を踏むことも重要である.また手術にあたっては,常に冷静,沈着にチームをまとめ,静かな流れの中で,困難な場面も的確に処理することが肝要である.
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