Japanese
English
特集 がん診療ガイドライン―臨床現場における有効活用法
EBMの手法による肺癌診療ガイドライン―臨床現場における有効活用法
Guideline of evidence-based medicine on the surgical treatment for lung cancer
宮島 邦治
1
,
稲田 秀洋
1
,
大谷 圭志
1
,
吉田 浩一
1
,
加藤 靖文
1
,
河野 貴文
1
,
奥仲 哲弥
1
,
加藤 治文
1,2
Kuniharu MIYAJIMA
1
1新座志木中央総合病院呼吸器外科
2肺癌診療ガイドライン検討委員会
キーワード:
evidence-based medicine(EBM)
,
肺癌
,
診療ガイドライン
,
外科治療
,
新TNM分類
Keyword:
evidence-based medicine(EBM)
,
肺癌
,
診療ガイドライン
,
外科治療
,
新TNM分類
pp.78-86
発行日 2010年1月20日
Published Date 2010/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102932
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要旨:肺癌診療の効果的・効率的な診断・治療法を体系化するために肺癌診療の全領域に関する「EBMの手法による肺癌診療ガイドライン」が作成され,近年はこのガイドラインに沿った診断治療が行われるようになってきている.2003年に第1版が,そして2005年に改訂第2版が発刊された「EBMの手法による肺癌診療ガイドライン」は肺癌の診断,化学療法,放射線治療,外科治療,術前術後併用療法,中心型早期癌診断・治療などを含む6項目のほか,肺癌の組織型・病期別診療に関する項目が加えられている.本稿では,「肺癌診療ガイドライン」を臨床現場で活用する側から,外科治療を中心に本ガイドラインの有効活用法およびその問題点を述べ,また,現在進行中の改訂第3版に改訂・追加予定の項目などを解説する.
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