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特集 鼠径ヘルニアの治療NOW―乳幼児から成人まで
〔成人鼠径ヘルニアの診療〕
鼠径部ヘルニアに対するメッシュ法の種類とその適応
Update of groin hernia repair using polypropylene
蜂須賀 丈博
1
Takehiro HACHISUKA
1
1市立四日市病院外科
キーワード:
メッシュを用いた鼠径部ヘルニア手術の歴史
,
tension free repair
,
ポリプロピレンメッシュ
Keyword:
メッシュを用いた鼠径部ヘルニア手術の歴史
,
tension free repair
,
ポリプロピレンメッシュ
pp.1367-1371
発行日 2008年10月20日
Published Date 2008/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102287
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要旨:1962年にUsherらがポリプロピレンを修復に用いて以来,現在までヘルニア修復術にポリプロピレンが広く用いられている.1970年代初めにpolypropylene meshをヘルニア手術に積極的に導入し,“tension-free repair”という概念を提唱したLichtenstein以来,さまざまな種類のメッシュが開発され現在に至っている.現在主に行われているメッシュ法としては,①Lichtenstein法,②mesh plug法,③Kugel法,④TAPP法,⑤TEPP法,⑥PHS法,⑦direct Kugel法がある.いずれの方法で行うにせよ,ヘルニア手術の歴史,鼠径部の臨床解剖,さまざまな合併症についての文献に目を通し,症例を丁寧に積み重ねる努力が求められている.
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