若手外科医必読 ヘルニア手術の最前線 鼠径部ヘルニア
鼠径部ヘルニアに対する非メッシュ手術(組織縫合法)
和田 則仁
1
,
古川 俊治
,
北川 雄光
1慶応義塾大学 外科学
キーワード:
鼠径ヘルニア
,
診療ガイドライン
,
ヘルニア縫合術
Keyword:
Hernia, Inguinal
,
Practice Guidelines as Topic
,
Herniorrhaphy
pp.988-991
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015377924
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鼠径部ヘルニアに対する標準治療はメッシュを用いた手術である.しかしながら感染のリスクがある場合などで,メッシュの使用が禁忌となることがあり,現在でも非メッシュ法の手技について正しく理解しておく必要がある.本稿では,非メッシュ法について代表的術式であるMarcy法とMcVay法,さらに根治性が高いとされるShouldice法について鼠径部の解剖と術式の概略を示すとともに,現代における意義について概説した.
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