Japanese
English
特集 安全な消化管器械吻合をめざして
腹腔鏡下大腸手術における吻合の工夫
Techniques of mechanical anastomosis in laparoscopic colorectal surgery
斉田 芳久
1
,
中村 寧
1
,
榎本 俊行
1
,
炭山 嘉伸
1
Yoshihisa SAIDA
1
1東邦大学医療センター大橋病院第3外科
キーワード:
腹腔鏡下大腸切除術
,
吻合
,
大腸癌手術
,
術中内視鏡
Keyword:
腹腔鏡下大腸切除術
,
吻合
,
大腸癌手術
,
術中内視鏡
pp.223-228
発行日 2008年2月20日
Published Date 2008/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102033
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要旨:腹腔鏡下大腸手術は切離・吻合において,開腹手術と比較して使用できる器械の種類や挿入角度,視野角度が制限されることから,安全のためにはそれなりの工夫をする必要がある.本稿では,小開腹創からの機能的端々吻合と腹腔内のdouble stapling techniqueについて,実際の手技を中心にわれわれの工夫とコツを供覧した.合併症を起こさない基本的な吻合の注意点は開腹手術と大きく異なる点はないが,開腹手術よりも多少手技が煩雑化するので,できれば大腸手術チームで術者・助手の役割や操作をすべて定型化しておくとより一層ストレスが少なく,安全な手術ができると考える.
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