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特集 外科領域におけるインフォームド・コンセントと医療安全対策
大腸外科におけるインフォームド・コンセントと医療安全対策
Informed consents and risk management for colorectal surgery
斉田 芳久
1
,
長尾 二郎
1
,
中村 寧
1
,
榎本 俊行
1
,
金井 亮太
1
,
中村 陽一
1
,
片桐 美和
1
,
炭山 嘉伸
1
Saida Yoshihisa
1
1東邦大学医療センター大橋病院第3外科
キーワード:
大腸癌手術
,
インフォームド・コンセント
,
医療安全対策
,
大腸癌治療ガイドライン
Keyword:
大腸癌手術
,
インフォームド・コンセント
,
医療安全対策
,
大腸癌治療ガイドライン
pp.181-186
発行日 2007年2月20日
Published Date 2007/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101176
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要旨:外科手術は適切な医療を行っていても一定の確率で合併症が発生する.そのため,医療安全上と患者選択権行使のための情報提供の意味合いからも十分なインフォームド・コンセント(以下,IC)は不可欠である.当科ではICに,手術説明書,手術同意承諾書,輸血同意書,大腸癌術前用小冊子を作成して使用している.医療スタッフの同席のもと,IC所要時間は40分以上にするように指導している.アプローチ法の選択に関するICについては,各種エビデンスのある論文を参照した小冊子を用意して患者への十分な情報提供とともにICを行っている.できるだけ理解しやすい材料を用意しながら,患者個々の情報量と理解力を的確に把握しつつICを行うことが肝要である.
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