増刊号 早わかり縫合・吻合のすべて
4章 術式別の縫合・吻合法
膵臓
門脈の縫合・吻合
松山 隆生
1
,
薮下 泰宏
1
,
遠藤 格
1
Ryusei MATSUYAMA
1
1横浜市立大学医学部消化器・腫瘍外科学
キーワード:
門脈
,
縫合
,
吻合
,
intraluminal suture method
Keyword:
門脈
,
縫合
,
吻合
,
intraluminal suture method
pp.275-279
発行日 2020年10月22日
Published Date 2020/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213160
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使用する縫合糸とデバイス
教室では門脈の縫合・吻合を2.0倍から2.5倍のルーペ下で6-0 PROLENE糸を用いて行っている.
使用する器具を図1に示す.持針器は先端が薄く,針先の視認性が高いライダー型の持針器を用いている.門脈壁は薄く脆弱であるため,極力挫滅させず,確実に把持することを目的として血管鉗子,血管鑷子はいずれも把持面がドベイキー型であるものを用いている.門脈の切離には視野を妨げないよう,ポッツ・スミス型の血管剪刀を用いている.
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