Japanese
English
特集 多発肝転移をめぐって
大腸癌多発肝転移に対する合理的治療体系
The rationale for the treatment of multiple colorectal liver metastases
吉留 博之
1
,
木村 文夫
1
,
清水 宏明
1
,
大塚 将之
1
,
加藤 厚
1
,
吉富 秀幸
1
,
野沢 聡志
1
,
古川 勝規
1
,
三橋 登
1
,
竹内 男
1
,
須田 浩介
1
,
宮崎 勝
1
Hiroyuki YOSHIDOME
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学
キーワード:
肝転移
,
肝切除
,
化学療法
Keyword:
肝転移
,
肝切除
,
化学療法
pp.1225-1230
発行日 2007年9月20日
Published Date 2007/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101824
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要旨:大腸癌多発肝転移に対する合理的治療戦略においては肝切除を中心に置き,その適応を考慮することが重要である.肝予備能の評価と癌の進展度から切除適応を決定し,残肝容積増大のための門脈塞栓術やラジオ波などのablation治療や,FOLFOX,FOLFIRIなどの抗癌剤治療を組み合わせて切除例数を増加させ,予後の向上をはかることが重要である.そのほかの胃癌などにおける多発肝転移例では厳格な患者選択が重要である.
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