術中出血の防止と止血の要点
胆嚢床(肝床)切除術、肝中央下区域切除術
大塚 将之
1
,
木村 文夫
,
清水 宏明
,
吉留 博之
,
加藤 厚
,
野沢 聡志
,
吉富 秀幸
,
古川 勝規
,
三橋 登
,
竹内 男
,
高屋敷 吏
,
須田 浩介
,
宮崎 勝
1千葉大学 大学院臓器制御外科学
キーワード:
医学用イラストレーション
,
肝切除
,
外科的止血
,
胆嚢切除
,
リンパ節郭清
,
失血-外科
,
胆管切除術
Keyword:
Cholecystectomy
,
Hemostasis, Surgical
,
Hepatectomy
,
Medical Illustration
,
Lymph Node Excision
,
Blood Loss, Surgical
pp.1722-1727
発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008117107
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
胆嚢床切除術・肝中央下区域切除術は胆嚢癌の一切除術として施行され、リンパ節郭清・胆管切除を伴うことが多い。リンパ節郭清・胆管切除時には、出血は細かな血管からみられるのみであるが、リンパ節と肝動脈・門脈、膵との関係をよく把握しておく必要がある。肝切離時は、P4aの走行形態と中肝静脈の走行形態に注意が必要である。出血をみた場合は慌てずに出血点をよく確認のうえ、圧迫あるいは結紮・縫合止血を行えばよい。
©Nankodo Co., Ltd., 2007