術後胆道合併症の防止とその対策
悪性疾患 胆道癌に対する肝切除、胆道再建
加藤 厚
1
,
木村 文夫
,
清水 宏明
,
吉留 博之
,
大塚 将之
,
古川 勝規
,
吉富 秀幸
,
三橋 登
,
竹内 男
,
高屋敷 吏
,
須田 浩介
,
高野 重紹
,
宮崎 勝
1千葉大学 大学院臓器制御外科学
キーワード:
Ethanol
,
ドレナージ
,
医学用イラストレーション
,
肝切除
,
術後合併症
,
焼灼法
,
胆道腫瘍
,
縫合法
,
胆管切除術
,
胆汁漏出
,
胆道再建術
,
縫合不全
Keyword:
Ethanol
,
Biliary Tract Neoplasms
,
Cautery
,
Drainage
,
Hepatectomy
,
Medical Illustration
,
Postoperative Complications
,
Suture Techniques
pp.932-937
発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008318955
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胆道癌に対する肝門部胆管切除を伴う肝切除では、複数本の胆管枝を吻合する胆道再建が必要となる。細径の胆管枝を吻合するためには、慎重かつ愛護的な操作が重要であり、さらに吻合方法や胆道ドレナージ法などに関するいくつかの要点を理解することが必要となる。そして縫合不全や胆汁漏などの合併症の防止に努めるとともに、合併症の早期発見と治療が肝不全などの致死的合併症の予防に重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008