カラーグラフ 診療に役立つ肉眼像と組織像の理解―マクロからミクロ像を読む・17
肺悪性腫瘍
武井 秀史
1
,
呉屋 朝幸
1
Hidefumi TAKEI
1
1杏林大学医学部外科
pp.581-587
発行日 2007年5月20日
Published Date 2007/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101675
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
高分解能CTやマルチスライスCTに代表される画像検査機器の進歩によって,近年の肺癌の画像診断,特に存在診断,質的診断,病期診断は飛躍的に進歩した.また,CT画像を用いたスクリーニングが実施されるようになり,胸部単純X線写真では捉えることのできなかった小型の肺癌に遭遇する機会が増えている.
本稿では,CT画像所見と病理所見との対比を中心に代表的な肺悪性腫瘍について述べる.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.