特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩
第Ⅰ部:クリニカルパス導入の実践
クリニカルパス作成の実例
5.肝・胆・膵
腹腔鏡下総胆管切開術のクリニカルパス
佐藤 正人
1
,
藤原 恭子
2
,
八木 清貴
1
,
二階堂 任
1
,
古山 咲枝
2
,
畑埜 武彦
1
Sato Masahito
1
1関西医科大学附属男山病院外科
2関西医科大学附属男山病院第5病棟
pp.153-158
発行日 2003年10月22日
Published Date 2003/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101572
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はじめに
筆者らの施設における総胆管結石症の治療方針は内視鏡的乳頭切開術(EST)もしくは内視鏡的乳頭拡張術(EPBD)を行い,結石を十二指腸側へ取り出し,その後に腹腔鏡下胆囊摘出術を行うことを第一選択としている.しかしながら症例によっては乳頭筋機能を温存でき,かつ1回の手技で胆囊総胆管結石症に対する治療を完結できる腹腔鏡下総胆管切開術をその低侵襲性から施行している.今回,筆者らは腹腔鏡下総胆管切開術におけるクリニカルパスの実際を示し解説する.
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