カラーグラフ 内視鏡下外科手術の最前線・36
肝・胆・膵・脾
腹腔鏡下総胆管切開術およびCチューブドレナージの手技と適応
北野 正剛
1
,
板東 登志雄
1
,
吉田 隆典
1
,
松本 敏文
1
,
二宮 浩一
1
,
D.パータル
1
Seigo KITANO
1
1大分医科大学第1外科
pp.1513-1518
発行日 1997年12月20日
Published Date 1997/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903045
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はじめに
わが国に腹腔鏡下胆嚢摘出術(lap.c)が登場して以来数年間は総胆管結石の合併はlap.cの相対禁忌とされていた.その後,術前術後の乳頭切開による結石除去,経胆嚢管的切石,腹腔鏡下総胆管切開Tチューブドレナージ,さらにCチューブドレナージ術が登場して治療法に選択の幅が出てきている1,2).これらの治療法を臨床応用し,いろいろな術式を経験した結果,現在,筆者らの施設では腹腔鏡下総胆管切開Cチューブドレナージ術を標準術式としているので,その術式および選択と適応について述べたい.
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