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特集 周術期の輸液と感染対策
腎機能低下・透析患者の輸液と感染対策
Perioperative management in patient with renal dysfunction
渡会 伸治
1
,
遠藤 格
1
,
関戸 仁
1
,
池 秀之
1
,
嶋田 紘
1
Togo Shinji
1
1横浜市立大学大学院消化器病態外科
キーワード:
腎機能低下
,
腎不全
,
周術期管理
,
TDM
,
輸液
Keyword:
腎機能低下
,
腎不全
,
周術期管理
,
TDM
,
輸液
pp.1271-1276
発行日 2004年10月20日
Published Date 2004/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100755
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要旨:腎機能障害例の周術期管理の要点は腎機能低下の程度と合併症の有無を正確に判定し,それに応じた患者管理を行うことである.すなわち,術前にはクレアチニンクリアランス値によって腎機能を評価し,適切な管理を行い,最良の状態にしておくことである.術中は止血の確認が最も重要であり,術後管理は透析を導入するのに躊躇せず,水分出納と高カリウム血症に注意することである.抗菌薬はその排出経路を熟知し,薬物濃度モニタリング法を積極的に取り入れるべきである.
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