特集 増える超高齢者への医療
超高齢者のケアのコツ
⑤腎疾患―透析・造影剤の使用
三浦 靖彦
1
,
稲岡 祥幸
,
高松 慶太
1医療法人財団慈生会野村病院
キーワード:
ヨード系造影剤
,
ガドリニウム系造影剤
,
腎機能低下
,
造影検査
,
腎機能低下
,
血清Cr
,
CCr
,
CCrの推定
Keyword:
ヨード系造影剤
,
ガドリニウム系造影剤
,
腎機能低下
,
造影検査
,
腎機能低下
,
血清Cr
,
CCr
,
CCrの推定
pp.124-127
発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100229
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日本透析医学会の報告によると,わが国の慢性透析患者数は,2003年12月31日現在23万7,710人と報告されている1).例年約3万人が新規に透析に導入される一方で,約2万人が死亡することから,毎年1万人前後患者数が増加している.2003年の新規導入患者の平均年齢は65.4歳で,この20年間,高齢化現象が続いている(表1a).
今回の特集は超高齢者(85歳以上)であるが,2003年の年齢のわかっている透析導入患者33,481名中,85歳以上は1,567名(4.7%)を占め,そのうち95歳以上の患者も30名(0.1%)が導入されている.いわゆる高齢者(65歳以上)の範疇では,実に全導入患者の57.3%を占めている.
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