特集 輸液:その組成・アクセス・管理
基礎疾患に応じた輸液療法—(4)腎機能障害
具 英成
1
,
福本 巧
1
,
岩崎 武
1
,
富永 正寛
1
,
黒田 嘉和
1
Yonson KU
1
1神戸大学医学部第1外科
キーワード:
腎不全
,
外科手術
,
輸液
Keyword:
腎不全
,
外科手術
,
輸液
pp.607-609
発行日 2000年5月20日
Published Date 2000/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904108
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はじめに
腎機能障害を有する患者の輸液管理においては病態に即したため細かな輸液formulaの決定が重要となる.また,腎機能障害の程度は軽度のBUN,クレアチニン(Cr)の上昇にとどまるものから,水・電解質異常を伴い透析が必要となる急性,慢性の腎不全まで患者によって様々であり,機能障害の程度を正確に把握することが第一歩となる.そこで本稿では,腎機能障害の病態と障害度に応じた周術期の輸液管理について概説する.
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