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特集 ストーマ・ハンドブック—外科医に必要な知識と手術手技のすべて
炎症性腸疾患におけるストーマ造設と合併症
Ostomy surgery and stoma complication in patients of inflammatory bowel disease
板橋 道朗
1
,
谷 公孝
1
,
小川 真平
1
Michio ITABASHI
1
1東京女子医科大学外科学講座炎症性腸疾患外科学分野
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
クローン病
,
炎症性腸疾患
,
ストーマ合併症
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
クローン病
,
炎症性腸疾患
,
ストーマ合併症
pp.1329-1335
発行日 2021年11月20日
Published Date 2021/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213528
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【ポイント】
◆炎症性腸疾患患者のQOLを保つため,ストーマ造設とその後の適切な合併症の管理がきわめて重要である.
◆潰瘍性大腸炎の術後ではstoma outlet obstruction,壊疽性膿皮症や粘膜皮膚離開などのストーマ合併症に注意する.
◆クローン病の難治性肛門病変にストーマ造設は有効であるが,ストーマ周囲膿瘍や瘻孔,空置された直腸からの癌化に注意が必要である.
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