Japanese
English
特集 化学放射線療法―現状とイメージングによる効果判定
局所進行膵癌に対する術前放射線・化学療法
Preoperative chemoradiation for locally advanced pancreatic cancer
石川 治
1
,
大東 弘明
1
,
江口 英利
1
,
山田 晃正
1
,
佐々木 洋
1
,
今岡 真義
1
,
西山 謹司
2
Osamu Ishikawa
1
1大阪府立成人病センター外科
2大阪府立成人病センター放射線治療科
キーワード:
膵癌
,
down-staging
,
局所再発
,
術前放射線化学療法
Keyword:
膵癌
,
down-staging
,
局所再発
,
術前放射線化学療法
pp.759-763
発行日 2005年6月20日
Published Date 2005/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100114
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要旨:過去10余年間に欧米を中心として局所進行膵癌を術前放射線・化学療法によって治療し,その後に手術を行うneoadjuvant therapyが徐々に普及してきた.同治療の完遂率や手術の安全性についてはほぼ確立された感があり,組織学的根治度や局所再発制御効果に優れているという報告が多い.無作為比較試験がないので遠隔成績の向上にどのくらい寄与できるかは未だ明らかではないが,肝転移再発対策などと併用すれば今後大いに期待できる治療戦略である.
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