Japanese
English
特集 運動障害(Movement Disorders)の定義・病態・症候
骨格筋ミオクローヌスと中脳振戦
Skeletal Myoclonus and Midbrain Tremor
長岡 正範
1
Masanori Nagaoka
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター・神経内科
1Department of Neurology, National Rehabilitation Center for the Disabled (NRCD)
キーワード:
skeletal myoclonus
,
palatal myoclonus
,
midbrain tremor
,
rhythm generator
,
H-reflex
Keyword:
skeletal myoclonus
,
palatal myoclonus
,
midbrain tremor
,
rhythm generator
,
H-reflex
pp.209-216
発行日 1996年3月1日
Published Date 1996/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406900914
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I.はじめに
骨格筋ミオクローヌスと中脳振戦は,共に上肢を中心にみられる3〜5Hzのややゆっくりした不随意運動である。表現型が似ていることに加えて原因となる病変も脳幹部にあり,共に受傷・発病から不随意運動の出現まで潜時を有すること,両者を合併する症例も報告されているなどからその異同について議論が行われている。現在まで得られている筋電図所見を加味し,両者の関係がどのように理解できるのか議論してみたい。初めにそれぞれの臨床的記載についてまとめておきたい。
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