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特集 ミトコンドリア脳筋症
ミトコンドリア脳筋症の臨床—ミトコンドリア呼吸鎖障害を中心として
Clinical Aspects of Mitochondrial Enchphalomyopathy : Abnormality of Mitochondrial Respiratory Chain
中川 正法
1
,
納 光弘
1
Masanori Nakagawa
1
,
Mitsuhiro Osame
1
1鹿児島大学医学部第三内科
13rd Department of Internal Medicine, Faculty of Medicine, Kagoshima University
キーワード:
mitochondrial encephalomyopathy
,
mitochondrial DNA
,
respiratory chain abnorrnality
,
clinical aspects
Keyword:
mitochondrial encephalomyopathy
,
mitochondrial DNA
,
respiratory chain abnorrnality
,
clinical aspects
pp.719-733
発行日 1990年8月1日
Published Date 1990/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406900083
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1.はじめに
ミトコンドリア脳筋症は,骨格筋ミトコンドリアの形態または機能的異常を認め,脳および他の臓器を障害する疾患群の総称である。臨床的,生化学的に多様性を示すのが特徴であるが1),最近のミトコンドリア脳筋症におけるDNAレベルでの研究の急展開は,ミトコンドリア脳筋症におけるこの多様性を解明する上で,重要な知見を与えている。本論文では,1988年から1990年3月までの発表論文を中心に,ミトコンドリア脳筋症の臨床的問題点について検討したい。この間,多くのすぐれた総説2〜8)が発表されているので,参考にして頂きたい。
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