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あとがき
平山 恵造
pp.1131
発行日 1978年10月1日
Published Date 1978/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204323
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ある集まりで,卒業してまだ何年もたたない人々から論文審査について,こういう話がでた。彼らは論文が投稿されると,恰度学会のプログラム委員会におけるのと同様に,著者ら(発表者ら)の所属,氏名が審査委員の目にとまらないようにして審査が行なわれているものだと思っていたという。そうでなければプログラム委員会同様に公平な審査はできないだろうということであった。この考え方はもつともなように思われた。
実際問題としては学会プログラム用原稿と違って,論文原稿では本文中から所属や発表者がわからないようにすることは難かしい。問題は公平に審査されたかという点にあるのであろう。
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