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海外文献抄録
Clinical and arteriographic comparison of amaurosis fugax withhemispheric transient ischemic attacks./Eisenberg, R. L. & Mani, R, L., Stroke, 9 : 254-255, 1978.
大友 英一
pp.1070-1071
発行日 1978年10月1日
Published Date 1978/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204315
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一過性黒内障と半球性一過性虚血発作との臨床的および脳動脈撮影上の比較
一過性黒内障と半球性一過性虚血発作は脳血管の閉塞性病変の最も多い症状である。Slepyanらは両者は年齢,心の状態,脳動脈撮影上で有意の差があるとしているが,対象例は少なく,今回著者らは一過性黒内障例40例,半球性一過は生虚血発作例47例とを比較した。平均年齢はそれぞれ61歳であり,臨床症状では,症状の持続に差はなく,頸部のbruit,糖尿症,跛行,高血圧の存在については両群問に差を認めなかつた。
一過性黒内障群の60%は心筋梗塞またはうつ洋血性心不全などの心疾患を有しており,これは半球性一過性虚血発作鮮の38%より多かつたが有意ではなかつた。また脳動脈撮影で狭窄性所見および潰瘍性所見の出現頻度についても両群闇に有意の差は認められなかつた。
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