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あとがき
塚越 廣
pp.813
発行日 1978年7月1日
Published Date 1978/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204281
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第19回日本神経学会総会は昭和53年5月30日から6月1日まで,東邦大学里吉營二郎教授の下で,都内某ホテルにおいて開催された。静かで落着いた会場と清潔で快適な雰囲気のうちに,若い研究者の新しい方法を用いた独創的な研究発表も多く,充実した演題が続き,かなり余裕のある討論時間とともに,都会的な洗練された学会であつたと言えるようである。会場が4つに分かれて,聞きたいと思う演題を聞き難いという悩みも少なくなかつたが,同じ階に4つの会場が隣接しており,自由に迅速に往来できたこともホテルを使用した効果の1つと思われた。
このような運営のしかたは外国の大きな学会ではよく行なわれるというが,神経学会総会では初めての試みであり,その有効性は十分に実証されたとみるべきであろう。
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